MEISSENメモ(59):絵柄「マイセンのバラ」のご紹介

バラが美しく咲く季節となりました。そこで、今回はドイツ人が愛する花でもある「バラ」の絵柄をご紹介します。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「バラ」は、マイセンの花絵付を代表する絵柄の一つです。1815~1848年の短期間に流行した家庭の平和を重んじたビーダーマイヤー様式の時代に生まれた絵柄で、「マイセンのバラ」と呼ばれ今日まで親しまれています。「ピンクローズ」は、当時から「愛と友情」の表現として人気を
得ました。また「イエローローズ」も「ピンクローズ」と同じ描き方であることから、色変わりの楽しさで愛されてきました。そして「ホワイトローズ」は、白い磁器に白いバラを描くという大胆な試みが魅力の絵柄です。質実でありながら優美な「バラ」の姿は、おもてなしのひとときや贈物におすすめです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バラは、ギリシア・ローマの古代文明時代から「美」や「真実」の象徴として愛されてきました。ヨーロッパでは、特にキリスト教の聖母マリア信仰において「永遠の愛」を表し、以来人生のさまざまな出来事で重要な意味を持つようになりました。誕生、成人、婚約、結婚、そして死においてもバラは色を変え、形を変えて私たちに寄り沿います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
*柄番号
ピンクローズ:020110、イエローローズ:020610、ホワイトローズ:029510
 
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