MEISSENメモ(25):古都マイセンの8月のご紹介

古都マイセンの8月のご紹介をします。
真夏のマイセンは、夜9時過ぎまで明るく、人々は家族や友人と戸外で短い夏を楽しみます。真昼の光が影を落とす晴れた日の夕方、あたりはがブルーに染まる瞬間があり、それをマイセンの絵付師たちは「青の時間」と言って大切に
しています。空気がきれいなマイセンならではのロマンティックなひととき。こうした環境もマイセンの作品に投影していると言えるでしょう。

アルブレヒト城

MEISSEN 2015年世界限定作品:デジュネ「アジアの花と鳥絵付」リラ色の地色のご紹介

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、デジュネ「アジアの花と鳥絵付」リラ色の地色のご紹介をします。

デジュネ「アジアの花と鳥絵付」リラ色の地色

デジュネ「アジアの花と鳥絵付」リラ色の地色 *世界限定25点
極細の筆でコーヒーサーヴィスセットに繊細に描かれた庭園の光景が明るく輝いています。リラ色の地が、ヨハン・エーレンフリート・シュタットラーの様式で描かれた繊細なモチーフに特別な表現力を与えています。シュタットラーは、1723年、ヨハン・グレゴリウス・ヘロルト(1696-1775)によってマイセンの絵付師に採用される以前から、軟陶(ファイアンス)の絵付師としてドレスデンのエッゲブレヒトでその芸術性を開花させていました。ほどなくして、彼はシノワズリーの専門家になります。
スケッチのような線画、水彩画のような絵付、そして均衡を破る構図によって、シュテットラーは日本の柿右衛門様式に近いと言われています。顔は白いままで、鉄赤で輪郭が取られます。しばしばその背後には生垣や尖塔や建物などが描かれます。
ヨーロッパを離れたことが一度もないのに、シュタットラーの描く中国のモチーフは、非常に「中国的」です。それは、彼が自分なりの加筆をせず、昔の手本に細部まで忠実に描いたからと言われています。人物たちは多くの場合、扇や傘を手に、エキゾチックな花の咲く庭園を散策しています。このコーヒーサーヴィスセットでは、人々は鳥を飼い、育て、餌を与えています。東洋では、鶴は長寿、菊は生命力、牡丹は女性的なものの象徴とされています。この作品においては、飛び交う鳥たちや咲き乱れる花々が真の生きる喜びを表現し、それを輝くリラ色の地、絵付の力強い朱色、深い青紫が強調しています。このサーヴィスセットは、日常生活においてコーヒーをゆっくり楽しむことで少し休み、貴重な作品を楽しむよう誘っているのです。(商品番号:396484/C1006)

MEISSENメモ(24):マイセンの「涼」を呼ぶ絵柄のご紹介

マイセンの「涼」を呼ぶ絵柄のご紹介をします。
◆「野の花」(柄番号:612701)
この簡素な柄を考案したのは、卓越したマイスターとして長く活躍し、何度も来日して実演を行ったヴォルフガング・ワックスです。余白を生かした絵付が爽やかでモダンな印象を与えます。
◆「スタイル」(柄番号:801001)
輝くような白磁の上に、伝統のブルーオニオン柄がモダンにアレンジされています。柄を省いたことによって、白と藍のコントラストが強調されました。夏にふさわしいデザインと言えるでしょう。


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