MEISSENメモ(32):デジュネセット「カサノヴァ・インコグニート」

デジュネセット「カサノヴァ・インコグニート」のご紹介をします。
17-18世紀のヨーロッパにおいて、コーヒー、紅茶、そしてカカオを使った飲み物は最高の贅沢として知られていました。それを味わうため、磁器は急速に発展していきます。優れたフォームと絵柄が次々に生まれ、宮廷の話題を独占していました。本作品は、ホットショコラを味わうための、そうした希少なデジュネのセットです。タイトル名の「カサノヴァ・インコグニート」とは、「お忍びのカサノヴァ」という意味。その名のごとく往時の伊達者、ジャコモ・カサノヴァゆかりの風景が細密に描かれています。ジャコモ・カサノヴァ(1725-1798)はヴェニスに生まれ、マイセンゆかりのドレスデンでも数年を過ごしました。ここに描かれた美しい風景は、カサノヴァが生涯愛し続けたと言われるものです。(商品番号:297380/C5508)

デジュネセット「カサノヴァ・インコグニート」

*マイセンのティーとコーヒーのデジュネセットもご紹介します。


ティーデジュネセット「虫たちと花」

素晴らしい貼花で覆われたこのアンサンブルは、汲めども尽きぬ自然の創造力が科学と芸術に結びついた様を見せています。植物と昆虫という自然界の共生が、磁器絵付と造形技術の実り豊かな対話として示されているのです。正確に観察された自然が、フォームと色彩のうちに完璧に反映されています。このような作品は、マイセンでは1740年以来作られてきました。繊細な表現の手本となったのは、マリア・ジビラ・メーリアンがすでに17世紀末頃著していた蛾類・蝶類の変容についての研究に見られるグラフィックな挿絵でした。本作品ではマイセン磁器製作所の芸術がまったく自然な形で一体化しています。マイセンを愛して下さる方々にとって、大きな「目の楽しみ」となることでしょう。(商品番号:20A084/C8201、世界限定50点)


コーヒーデジュネセット「スズラン」

ドレスデン芸術アカデミーの教授で、銅版画収蔵館の館長であったルードヴィッヒ・グルーナーが、1861年に考案したデザインを参考に作られた作品。オリジナルは1862年のロンドン万博でゴールドメダルを授与されています。アウグスト・ロイテリッツによるエンパイアー様式のサーヴィスフォームが映える芸術的な仕上がりです。春を告げる「スズラン」は、幸福の訪れを象徴しています。(商品番号:233182/S0912、世界限定:25点)


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