2013年10月28日発売号
『美・Premium』は、美しき贅を極る四季ライフスタイルマガジン。国内はもちろんヨーロッパ各国での現地取材を通し美しきビジュアルと文章で構成しています。「こだわり」を持つ女性に向けて、「美」をキーワードに多彩なテーマを取り上げています。
158ページに、マイセンコーヒーが掲載されています。コーヒーの誕生秘話やマイセン磁器とのつながりについてわかりやすく紹介されています。これからの冬のギフトシーズンにおすすめです。
『美・Premium』は、美しき贅を極る四季ライフスタイルマガジン。国内はもちろんヨーロッパ各国での現地取材を通し美しきビジュアルと文章で構成しています。「こだわり」を持つ女性に向けて、「美」をキーワードに多彩なテーマを取り上げています。
前回のアーティスト紹介からかなりの月日が経ってしまいました。今回のブログでは、久しぶりにアーティストの紹介をしていきたいと思います。
本日ご紹介するアーティストは、ヨーロッパを中心に活躍しているデザイナー、クリスティアン・ハース(ChristianHaas)です。
ドイツ人デザイナー、クリスティアン・ハース(Christian Haas)は、グラス・メーカーのナハトマン、ホームウェア・ブランドのビレロイ&ボッホ、テーブルウェア・ブランドのローゼンタールなど、ドイツの著名な高級ブランドのデザインに携わっており、テレジアンタールとは2011年からコラボレーションを行っています。
そのハース氏が、東京・渋谷にあるセレクトショップ「LAILA TOKIO(ライラ トウキョウ) / 7×7」で、2013年10月26日(土)から11月10日(日)に開催された展示会、「(FRONT#1) Christian Haas Exhibition “ROPES”」のために来日されました。
展示会期間中に行われたレセプションにお邪魔をした際、ハース氏とお会いし、作品についてテレジアンタールとのコラボレーションについてお話を伺うことができました。
◄クリスティアン・ハース(Christian Haas)氏
今回の展示会場である、LAILA TOKIO / 7×7は、
“国内外からセレクトしたデザイナーズ、クリエイターズアイテムと、ファッションの歴史であるクラシックメゾンのVINTAGEを織り交ぜた伝統と格式の新しい形、「new couture/ニュークチュール」” をテーマに掲るセレクトショップ。
昭和中期の一軒屋を改装した建物の外装は大変シンプルですが、内装には8000個もの真っ白なピラミッドが隙間無く張り巡らされ、モダンな雰囲気に包まれています。アーティスト、木村浩一郎氏によるデザインのショップは、日本中のファッションリーダーだけでなく、建築デザイナーにも注目されています。
LAILA TOKIOでは「FRONT」と題して、ジャンルを問わず伝統的な文化や技法をベースに創作活動を行い、その美意識で未来を創造しようと活動をするアーティストやデザイナー、職人の方などを招き、彼らの活動や作品をご紹介する場を設ています。その(FRONT#1)=第1弾として、「Christian Haas Exhibition “ROPES”」が開催されました。
会場では、今回の展示会のタイトルでもあり、ハース氏が2011年に立ち上げた自身のレーベルから発表した「ROPES」が会場半分に展示されていました。
ハース氏曰く、「「今回の『ロープ』は、『光を編む』というクリエイティヴなアイディアが特徴。ポリプロピレンでロープを編み、手仕事で作り上げられたオブジェは点灯すると独特の存在感を生みだします。結び目のところはLEDが光らず、マットな状態になるのも特徴」とのこと。
さらに、「光を編む」ことに夢中、というハース氏。
そして、テレジアンタールとのコラボレーション作品については
「テレジアンタールの作品に見られるように、私の作風はモダンでありながらも前衛的ではなく、あたたかみを感じさせると思います。世界限定作品は、個々の商品を2つ、3つと重ねるたびに微妙な色合いを生じ、光を幾重にも変化させることができる点に、魅かれています。」
テレジアンタールが作り出す、奥深く多彩な色と繊細なエングレーヴィング、「繊細さから生まれる多彩なニュアンス」がアーティストの創造性を刺激しているようです。
この世界限定作品は、インテリア小物と食器を組み合わせた、まったく新しいオブジェです。
「Focus The Unknown ― 未知の世界へようこそ ―」のオブジェでは、大きな緑色のボウル、鳥がエングレーヴィングされた紫色の花瓶、植物が刻まれたボトル、鮮やかな黄色の小ボウルを組み合わせて1つの作品になります。
品番:50/9910 サイズ:高さ 32.1cm
食器ブランドのデザインに長く関わっているハース氏ならではの柔軟性のあるアイデアとテレジアンタールの職人の高い技術により生み出された作品は、会場にお越しの方からも、その素晴らしさに感嘆の声があがっていました。
LAILA TOKIOのモダンな空間に置かれても、まったく引けをとらないデザイン。真っ白な空間にテレジアンタールの繊細なカラーが美しく映えていました。
会場では、この2013年新作コレクション、「Focus The Unknown― 未知の世界へようこそ ―」からオブジェとタンブラーの他に、2011年にテレジアンタール設立175周年を記念して発表された世界限定作品「Small Worlds」コレクション、”a matter of perspective”「拝啓、宇宙より」のオブジェとタンブラー「Planet Earth」も展示されました。
LAILA TOKIOでの展示は期間限定ですが、もしこのハース氏デザインのオブジェと、このオブジェをモチーフにした、アーティスティックなタンブラー「Planet Earth」などにご興味がございましたら、日本で唯一のテレジアンタール専門店「テレジアンタール リーガロイヤルショップ」までお問い合わせください。
テレジアンタール リーガロイヤルショップ
大阪市北区中之島5-3-68 リーガロイヤルホテルB1階
TEL:06-6444-6868
営業時間:11:00~20:00
定休日:毎月第3水曜日
非常にきさくに、ご自身のコンセプトを生き生きと語ってくださったハース氏。いろいろなお話を伺うことができ、作品だけでは無く、人柄にも魅了されました。
また、ハース氏とLAILA TOKIOの建築デザインをされた木村氏は旧知の間柄で、レセプションは、お二人の親しい会話によってあたたかな雰囲気に包まれていました。
素晴らしい建物におかれたハース氏のオブジェ。-- 2人の才能あるアーティストの作品に感動したひとときでした。
王侯貴族に愛され長い歴史を誇るテレジアンタール。ルードヴィヒⅡ世が建築を命じた、有名なノイシュヴァンシュタイン城(白鳥城)にも、テレジアンタールのグラスウェアが献上されています。
こうした輝かしい伝統と格式を誇りながらも、近年はハース氏のような若手のデザイナーや、アーティスト集団と積極的にコラボレーションを行い、新しい作品も次々と発表しています。
クリスティアン・ハース以外のアーティストたちの作品は、テレジアンタールのサイトでご紹介をしておりますので、是非、そちらもご覧ください。
今回、展覧会が開催された セレクトショップ「LAILA TOKIO(ライラ トウキョウ) / 7×7」の情報と、アーティスト木村浩一郎氏の詳細は、下記ショップURLでご覧ください。
LAILA TOKIO(ライラ トウキョウ)
https://www.laila-tokio.com/
アーティスト木村浩一郎氏
https://www.koichiro-kimura.com/
◄LAILA TOKIOショップスタッフさん