MEISSEN 2015年世界限定作品:ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」をご紹介します。

ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」

ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」*世界限定25点
このサーヴィスセットは、ベルリンの豪商ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキー(1710-1775)の注文によって1741年にデザインされました。ゴツコフスキーは、装身具や宝石の商人として自分の工房を持ち、フリードリッヒ大王(1712-1786)の宮廷御用達という昇進を遂げていました。一代で財を成したゴツコフスキーは、「磁器病み」を自称したアウグスト強王(1670-1733)と同じく磁器と美しい芸術に取り付かれていました。当時の流行のように、このサーヴィスセットもレリーフと花で装飾されています。新しい解釈によって、このセットにはイタリア喜劇の登場人物たちが描かれました。ヴェニスを背景に、夕日に長い影を落とすイタリア喜劇の人々は、マイセンにとって一つのテーマであり、それは長い伝統となりました。「コメディア・デラルテ」と呼ばれるイタリア喜劇は、イタリアの民衆劇から生まれ、登場人物は仮面をつけ、役柄によってその性格が決まっています。バロック様式の時代の王侯貴族たちは、このイタリア喜劇を大変好みました。もともとの中心地はナポリとヴェニスでしたが、旅芸人たちは即興で路上でも喜劇を演じたものです。ここに描かれている人々もその仕草に倣っています。普通の民衆に属するアルレッキーノ、民衆と争う上流階級。傲慢や思い上がりで面白おかしく争います。美しい色彩のコスチュームや、それぞれのキャラクターが身に着ける仮面や仕草が、偉大な造形家ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(1706-1775)やペーター・ライネッケ(1717-1768)までも魅了し、すべての登場人物が磁器の人形になりました。フランス革命によって幕を閉じた「コメディア・デラルテ」。バロック様式のデジュネに描かれた新しいデザインは、今、見る価値のある新しい「演出」を得ました。商品番号:29A284/C0801

MEISSEN 2015年世界限定作品:プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」をご紹介します。

プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」

プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」*世界限定100点
ヨハン・ルドルフ・ヘンチェル(1872-1951)のモチーフによるコレクションシリーズに、エルベ河の水面に姿を映すマイセンのアルブレヒト城が加わりました。「ヘンチェルの子供たち」で知られる弟のユリウス・コンラート・ヘンチェルと共に、ルドルフ・ヘンチェルはマイセンのアール・ヌーヴォーを代表するアーティストです。通称「翼のモチーフ」と呼ばれる文様をはじめ、彼らが作り出した装飾の数々は、ドイツ アール・ヌーヴォーのイコンとも言うべきものです。ヨハン・ルドルフ・ヘンチェルの絵には、彼がそこで多くの自由な時間を過ごしたエルベ河の景色への愛が感じられます。それは静かなシーンです。光が景色を色の内に覆い、見る人に特別な魔法をかけます。下絵と上絵が共鳴し合うことで、この特別な雰囲気が表情豊かに際立っています。ヘンチェルの絵の大部分が、僅かなメランコリーを感じさせるのに、ドイツ最古のアルブレヒト城は太陽の光に輝いています。マイセンの印象を明るく描いたヘンチェルは、まさに正しかったと言えるでしょう。なぜならば、マイセン磁器製作所が300年の記念を迎えた時も、この磁器の城は再び栄光に輝いていたからです。サイズ:約25.5×25.5cm、商品番号:53N53/933384

MEISSEN 2015年世界限定作品:小箱「グレーハウンド」

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、小箱「グレーハウンド」をご紹介します。

小箱「グレーハウンド」*世界限定75点
クッションの上でまどろんでいた犬。突然目をさまし、次の瞬間には跳ね上がりそうです。彼は磁器の小箱の中に入れられている宝物を守っています。ヨハン・ダニエル・シェーネ(1767-1843) は、1783年からマイセンで造形家として活躍し、ヨーロッパ啓蒙主義芸術のマイスターとされています。シェーネは、この作品で緊張と弛緩の間の一瞬を見事に捉え、小さな磁器像に生き生きとした魅力を与えることに成功しました。彼は犬の習性も良く知っていたようです。1833年に作られたこの小箱は、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー (1706-1775)が、約80年前にロシアのグリゴリー・オルロウ伯爵の注文によって作り上げたグレーハウンド像を思い起こさせます。中世の昔から、ロシアのグレーハウンドであるボルゾイ犬は、ロシア皇帝の宮廷で大変愛好されていました。18世紀には、グレーハウンドの群れを駆って、ロシアの貴族たちは深い森で狩猟をおこなっていたのです。オルロウは、1776年、ケンドラーに彼の愛犬を作らせました。また、エカテリーナ女帝(1729-1796)のためにも、マイセンはさまざまな作品を作りました。ヨハン・ダニエル・シェーネのモデルになったのが具体的にどんな犬であったのかは伝わっていません。しかし、軽くそばだてられた耳、鼻づらの様子、交差した前足など、シェーネの描写は自然で真に迫っています。純金で縁取られたクッションもさることながら、繊細な絵付が、この小さな彫像の魅力を際立たせています。サイズ:約10×20.5×14cm、商品番号:78987/900384


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