MEISSENメモ(99):ワインやブドウをテーマにした作品のご紹介

ワインやブドウをテーマにした作品をご紹介します。
 
ドイツはビールが有名ですが、ワイン造りも盛んで秋には郷土色豊かな「ワイン祭り」が各地で開かれます。
ワイン祭りの起源は古く、600余年前とされ、時代を超えて愛され続けています。
古都マイセンも同様でヨーロッパにおけるワイン栽培の北限地と言われ、
11世紀からアルブレヒト城がそびえるエルベ河沿いの谷の斜面でワイン栽培が行われています。
その影響からマイセン磁器にもブドウやブドウ畑、ワイン作りをテーマにした作品が数多くあります。
皆さまもこの時期の「おうち時間」はワインを楽しんではいかがでしょうか。


現代マイセンに偉大な足跡を残したアーティスト、ハインツ・ヴェルナー教授(1928-2019)による作品。
ユーモアあふれる絵付と、中央のプラークを囲む繊細でユニークな絵付が絶妙な調和を見せています。
(品番:9M504/930017、サイズ:約35×35cm)

左から
群像「ブドウ搾り」(品番:61274/900300、高さ:約32cm)
群像「ブドウ搾り」(品番:61035/900380、高さ:約24cm)
群像「ブドウ酒造り」(品番:61277/900300、高さ:約35.5cm)
ズボンやスカート、帽子やアクセサリーの色彩や形は当時の流行をうまく取り入れたもので、その多様さは個々の顔立ちと同様、非常に魅力的です。

プラーク「アルブレヒト城とブドウ」日本オリジナル作品・限定75点
たわわに実るブドウと蔓をかき分けたその先には、エルベ河が流れ、勇壮なアルブレヒト城がそびえる―。
マイセンという町のシンボルを美しく描き出した作品です。
(品番:9M008/29A225、サイズ:23×23cm)
花瓶「アルブレヒト城とブドウ」
伝統の貼花装飾でブドウを作り、遠景にアルブレヒト城が見える奥行きのある作品になっています。
(品番:50180/29A226、高さ:26.5cm)

ワインのボトルストッパー
現代マイセンの若き造形家、マリア・ヴァルターがデザインした「三猿」と、
マイセンの膨大なアーカイブの中から選んだ18~19世紀の胸像をモチーフにしたデザインがあります。
これからのワインの美味しい季節のテーブルシーンをユーモラスに上品に演出するアイテムです。
左上から
「見ざる」品番:000000/83M29、高さ:約13.5cm/「言わざる」品番:000000/83M28、高さ:約12.5cm/「聞かざる」品番:000000/83M30、高さ:約13.5cm
「少年」品番:000000/83M35、高さ:約11cm/「頭巾を被った女性」品番: 000000/83M32、高さ:約11.5cm 
「猿の指揮者」品番:000000/83M37、高さ:約11cm/「紳士」品番:000000/83M36、高さ:約12cm 


MEISSENメモ(98):アレゴリー(寓意)をテーマとした作品のご紹介

アレゴリー(寓意)をテーマとした作品をご紹介します。
 
アレゴリー(寓意)とは、抽象的な概念を具体的な形象によって表現する技法のことで、
14世紀の頃から美術作品に取り入れられてきたと言われています。
マイセンでは18世紀から伝統的なテーマとして作品が作られてきました。
今回はその一つをご紹介します。現代マイセンの造形を代表するアーティスト、ペーター・シュトラングが制作した
人間の五感、嗅覚・味覚・聴覚・触覚・視覚を表わした作品。シュトラングらしい見る人をほのぼのとさせる人形を、
花や動物といった伝統的なモチーフだけでなく、イヤホンなどの現代的なアイテムも用いて表現したユーモラスさが特徴です。





五感を表現した人形
ペーター・シュトラングのユニカート作品です。彼ならではのフォームとカラフルで可愛らしい衣装も見どころです。
左から
嗅覚:花の香をかいでいます。(品番:U5260/630100、高さ:約25.5cm)
味覚:アイスクリームを食べています。(品番:U5263/630100、高さ:約28.5cm)
聴覚:イヤホンで音楽を聴いています。(品番:U5264/630100、高さ:約29cm)
触覚:ウサギを触っています。(品番:U5265/630100、高さ:約27.5cm)
視覚:鳥を見ています。(品番:U5266/630100、高さ:約26.5cm)

MEISSENメモ(96):「紫陽花」がモチーフのプラークのご紹介

「紫陽花」がモチーフのプラークをご紹介します。
 
「紫陽花」の主な原産地は日本や中国です。
かつてオランダの東インド会社によって日本や中国の磁器と共に、
このエキゾチックな花「紫陽花」はヨーロッパへ広まり、品種改良もされ今日も人気があります。
特にマイセンでは、20世紀に活躍した若いアーティストたちがこの花の絵付に取り組みました。
今日でもさまざま絵付師が美しい「紫陽花」を描いています。
それぞれのアーティストによって異なる表現があり、マイセンの花の描き方の多様性に驚くほどです。


額装プラーク「アジサイ」
アーティスト、アンドレアス・ヘルテンが自然主義ともまた違う新しい手法で描きました。
自然の中に抽象を取り入れたような幻想的な色合いはかつてないものです。伝統と現代性がひとつの画面にとけあっています。
(品番:96229/932072A)



額装プラーク「アジサイとカラスノエンドウ」
独特の世界観が特徴のグードルン・ガウベがデザインしました。
磁器の余白部分に向かって花が伸びていきそうな、生命の躍動を感じさせる作品。
さまざまなモチーフが描かれていますが、色彩を工夫することで、作品に統一感が生まれています。
(品番:9M010/932176A)



プラーク「紫陽花」*世界限定50点*
現代マイセンのトップアーティスト、ホルスト・ブレッチュナイダーが考案した作品。
高いデッサン力によって、白いアジサイの花が印象的に描かれています。焼物で白い花にニュアンスを与えるのは非常に難しいとされています。
ブレッチュナイダーの技術と芸術性が発揮された作品と言えるでしょう。
(品番:9M550/932284)



プラーク「夏の香り」*世界限定25点*
トップアーティスト、ブレッチュナイダーは、2014年から「紫陽花」をテーマにさまざまな作品を生み出してきました。
その手法を踏襲した本作品は、立体的な貼花装飾と一体になった絵付がひときわ目を引きます。
自然界で花弁や葉がそれぞれ異なるように、この紫陽花も自然そのものの美しさをまとって磁器の上に描かれました。
(品番:9M849/932K84)



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