MEISSENメモ(96):「紫陽花」がモチーフのプラークのご紹介

「紫陽花」がモチーフのプラークをご紹介します。
 
「紫陽花」の主な原産地は日本や中国です。
かつてオランダの東インド会社によって日本や中国の磁器と共に、
このエキゾチックな花「紫陽花」はヨーロッパへ広まり、品種改良もされ今日も人気があります。
特にマイセンでは、20世紀に活躍した若いアーティストたちがこの花の絵付に取り組みました。
今日でもさまざま絵付師が美しい「紫陽花」を描いています。
それぞれのアーティストによって異なる表現があり、マイセンの花の描き方の多様性に驚くほどです。


額装プラーク「アジサイ」
アーティスト、アンドレアス・ヘルテンが自然主義ともまた違う新しい手法で描きました。
自然の中に抽象を取り入れたような幻想的な色合いはかつてないものです。伝統と現代性がひとつの画面にとけあっています。
(品番:96229/932072A)



額装プラーク「アジサイとカラスノエンドウ」
独特の世界観が特徴のグードルン・ガウベがデザインしました。
磁器の余白部分に向かって花が伸びていきそうな、生命の躍動を感じさせる作品。
さまざまなモチーフが描かれていますが、色彩を工夫することで、作品に統一感が生まれています。
(品番:9M010/932176A)



プラーク「紫陽花」*世界限定50点*
現代マイセンのトップアーティスト、ホルスト・ブレッチュナイダーが考案した作品。
高いデッサン力によって、白いアジサイの花が印象的に描かれています。焼物で白い花にニュアンスを与えるのは非常に難しいとされています。
ブレッチュナイダーの技術と芸術性が発揮された作品と言えるでしょう。
(品番:9M550/932284)



プラーク「夏の香り」*世界限定25点*
トップアーティスト、ブレッチュナイダーは、2014年から「紫陽花」をテーマにさまざまな作品を生み出してきました。
その手法を踏襲した本作品は、立体的な貼花装飾と一体になった絵付がひときわ目を引きます。
自然界で花弁や葉がそれぞれ異なるように、この紫陽花も自然そのものの美しさをまとって磁器の上に描かれました。
(品番:9M849/932K84)


MEISSENメモ(95):マイセンの伝統技法「クリスタル・グラズーア」のご紹介

マイセンの伝統技法「クリスタル・グラズーア」をご紹介します。
 
磁器制作(上絵付)の工程では、第一焼成(素焼き)の次に釉をかけ本焼成し、純白の生地に絵付し、
さらに焼成(複雑な絵付の場合は数回)し完成に向かいます。
特殊な釉薬を用いて焼成すると、窯内の炎の偶然の作用により雪の結晶のような文様が生じ、
この技法は「クリスタル・グラズーア(結晶釉)」と言われています。
古来日本や中国で珍重されてきたこの難しい技法「窯変」は、19世紀後半のヨーロッパでもさまざまな磁器製作所が試み、
20世紀初頭のマイセンで独自の発展を遂げました。
昨年この伝統技法を進化させた新作プラークが誕生しました。
クリスタル・グラズーラによる荒い表面に絵付された美しい作品には、結晶釉と絵付の見事な調和が見られます。
 

プラーク「シロフクロウ」
動物描写に優れた才能と情熱を見せるアーティスト、デトレフ・リッターが、ツンドラに棲むシロフクロウを描きました。
(品番 :90751/65C062、サイズ:約50×50cm)



プラーク「アイリス」
ベテランのマイスター、ホルスト・ゴットシャルトのアイリスは、潔い清々しさが魅力です。金彩が美しいアクセントになっています。
(品番:90743/65C062、サイズ:約50×50cm)



プラーク「フクロウ」
(品番:90750/65C062、サイズ:約50×50cm)
リッターが得意とする森の王者、フクロウ。クリスタル・グラズーアの背景から際立つ鋭いまなざしが印象的です。


MEISSENメモ(94):椿が結ぶ日本とマイセンのご紹介

椿が結ぶ日本とマイセンをご紹介します。
 
安永年間(1772~1780)、長崎の出島に滞在していたスウェーデンの学者、トゥーンベリによって、
1776年に日本から送られた椿が、1801年、ドレスデンの宮廷に献上されました。
その椿は約240年を経た今もドレスデン近郊のピルニッツ宮殿にある
椿のために作られた巨大な可動式の温室で大切にされています。
かつて1905年、極寒のなか椿を温めるために使用した暖房機器が元で火事が起こりましたが、
小屋にかけた消火水が凍り、椿はその氷の壁に守られて奇跡的に無事でした。
毎年2~4月にはたくさんの艶やかな花を咲かせ、現在では高さ約9mまでに成長しました。
マイセンの絵付師たちは、日本から贈られたこの椿の花に魅了され、さまざまな椿を描いています。


ピルニッツ宮殿
この宮殿はマイセン磁器の生みの親、アウグスト強王の夏の離宮として建てられました。© DZT/Andrzej Budnik
>>ピルニッツ宮殿公式サイト(英語版)



温室で守られながら咲き誇る椿
上)©Foto Uwe Meschke、©Foto Uwe Meschke
中)©Wolfgang Friebel、©Antje Heinze
下)© Antje Heinze、©Wolfgang Friebel



◆マイセンの「椿」
額装プラーク「椿の花」
品番:9M013/932224A、額装サイズ:約56.5×56.5㎝ 
マイセンの絵付師たちの、椿に寄せる思いが結集した作品です。

額装プラーク「椿」
品番:96210/932239A、額装サイズ:約35×29.5cm
マイセンのアーティストたちは「椿」を好んでよく描きます。

プラーク「ツバキの花々」
品番:U5254/63C048、サイズ: 約35×35cm
外側には立体的なツバキも貼り付けられ、春の陽射しを感じる作品です。

プラーク「カメリア」
品番:9M538/932222、サイズ:45×55cm
アーティスト、ホルスト・ブレッチュナイダーがデザイン。色々な種類の花弁を現代的な手法で描いています。

タンブラー6客セット「椿」
品番:55403/61A108/6P、容量:約290ml
さまざま花の姿がデザインされています。

花瓶
品番:54958/61A107、高さ:約5.5cm
花を上から見たような描き方がモダンです。



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