広く親しまれている童話をモチーフにした「メルヘンプラーク」に新シリーズが誕生しました。
「メルヘンプラーク」は、物語を象徴するワンシーンを手びねりで立体的に表現した
可愛らしいプラークとして人気があります。
この立体的に作られたプラークは高度な技法を要し、マイセンの技術力と芸術性がうかがえる逸品です。
今回の新シリーズは、2020年から4年間毎年1作品ずつお求めいただけます。
第1作目は「星の王子さま」。
フランスの飛行士・小説家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作で、
哲学的な示唆に富んだ大人のメルヘンと言えます。
著者が描いた原作の挿絵がもつ素朴な雰囲気はそのままに、
王子とバラの会話が聞こえてきそうな味わいのあるプラークに仕上げられています。
第1作目「星の王子さま」
品番:83M42/900300、サイズ:約16×14cm
あらすじ
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」*
故郷の星で大切にしていたバラと喧嘩をした王子は旅に出て、地球へと降り立ちます。
キツネとの会話を通して、彼は自分にとって“大切なもの”が何であるのか、
そしてそれが“目に見えない”ということに気づかされます。
愛するバラのもとへと帰るため、王子はヘビに噛まれ、故郷へと旅立つのでした…
(*出典:「星の王子さま」岩波書店、内藤濯訳より)
第3作目「ピノキオ」、品番:83M45/900300
第4作目「白雪姫」、品番:83M43/900300
サイズ:各約16×14cm
MEISSEN 新作
MEISSEN 新作
エスプレッソカップ&ソーサー「Face」のご紹介
マイセンのクリエイティヴディレクター、
オットー・ドレクスラーが
2018年にデザインした遊び心あるシリーズ。
「Face(フェイス)」の絵柄や、
「THIS IS MEISSEN」(ディス イズ マイセン)の
エスプレッソカップ&ソーサーです。
絵柄のダークブルーの色は、このデザインのために
特別に開発されたもので、
マイセン独自の手作業による転写技術で作られています。
皆さまにはマグでお馴染みのクラシカルなフォームと、
モダンな絵柄が新鮮な組み合わせです。
ディーズ アイズ(品番:79A408/55897)、キャロル(品番:79A403/55897)
各高さ:約6cm、容量:約80ml
アダム(品番:79A410/55897)、ディス イズ マイセン(品番:79A407/55897)
各高さ:約6cm、容量:約80ml
四角い取っ手が特徴的なマグの
このフォーム(型番号55810)には、長い歴史があります。
18世紀の半ば、ヨーロッパでは植民地などでの
遺跡発掘がブームとなり、
それはナポレオンのエジプト遠征の頃(1800年頃)まで続く
ひとつの流行でした。
その影響で古典的な様式や異国的なものが
盛んに作られるようになり、
マイセンも例外ではありませんでした。
1748年にイタリア・ナポリ近郊にあった
古代都市、ポンペイでも遺跡発掘が行われ、
その古代の出土品を手本に、マイセンでは1780年から
このフォームが作られるようになりました。
当時はカップ&ソーサーとして使用されていましたが、
今日ではカップのみの「マグ」として朝食時などに愛用されています。
古典的なフォームでありながらも使いやすさに人気があります。
MEISSEN 新作
スワンホワイト「グルメプレート」のご紹介
18世紀のヨーロッパ磁器芸術の頂点と言われる
「スワン」のサーヴィスセット。
オリジナルは2,000以上のピースから成り、
現在でもドイツのバロック芸術の
傑作とされています。
当時、ザクセンの財務大臣であった
ハインリヒ・フォン・ブリュール伯爵の注文により、
「水」をテーマに創作されました。
永遠の命の象徴とされる白鳥、サギ、貝や魚などが、
レリーフで繊細に美しく表現されています。
ブリュール伯爵によって任命された主任造形家であった
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーは、
ヨハン・フリードリヒ・エベラインと
ヨハン・ゴットリープ・エーダーと共に、
1737年から1742年にかけて取り組み、
この豪華な造形デザインのサーヴィスセットを作り上げました。
アウグスト強王の宮廷から続く歴史的なこのコレクションは、
今日もエレガントに食卓を飾り
マイセンの伝統の大切な一部となっています。
このシリーズに、今回新しいアイテム「グルメプレート」が登場しました。
オーバルの変形タイプですので、テーブルシーンをエレガントに演出します。
また深さは2種類あり、スイーツやオードブルなどさまざまな料理にお使いいただけます。
品番:000000/05480、サイズ:約29.5×26cm 高さ:約3.8cm
スワン ホワイト「グルメプレート(ディープ)」
品番:000000/05490、サイズ:約29.5×26cm 高さ:約6cm
「白鳥(スワン)」は、ギリシャ神話だけでなく、ローマ人たちにとっても特別な生き物でした。
彼らは神々が自身や他者を白鳥へ変身させることが出来ると信じていました。
キリスト教のシンボルでは、白い鳥は純潔と神の恩寵を具象化しているものです。
マイセン磁器の透き通るような白磁が際立つデザインです。
純度の高い金の縁取りがこのサーヴィスセットに高貴な印象を与えています。
白磁に描かれた「インド風の花」はマイセンで最も人気のある文様の一つで、
ヨーロッパらしい立体的なスワンのレリーフとの対比に東西の歴史が感じられます。