MEISSENメモ(68):ホットチョコレートとマイセン磁器のご紹介

ホットチョコレートとマイセン磁器をご紹介します。
 
チョコレートの原料、カカオは16世後半にスペイン人によってヨーロッパにもたらされました。ホットチョコレートは、カカオを熱湯で溶かしてポットの中で攪拌器で混ぜた飲物です。当時は大変珍しい飲物で最高の贅沢とされていました。そしてホットチョコレートを味わうための磁器が急速に発展しました。優れたフォームと絵柄が次々に生まれ、宮廷の話題を独占していました。飲み方もフランスで流行したのと同様にカップを両手で持って飲むスタイルで、カップの両側に取っ手がついており宮廷でもてはやされました。その後ホットチョコレートやチョコレートは大衆に広く親しまれ、現在では毎年12月に国際的なチョコレートのイベント「ショコラート」が開催されています。
*「ショコラート」(chocolART)
期間:12月4日~9日、会場:南西ドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州、ネッカー河畔の大学の街・テュービンゲン

人形「ホットチョコレートを運ぶ女性」
(品番73431/900300、高さ約18.5㎝)

人形「ホットチョコレートを運ぶ女性」
この人形は、ドレスデンのアルテ・マイスター(絵画ギャラリー)に貯蔵されている画家、ジャン・エティエンヌ・リオタール(1702~1789)のパステル画「チョコレートカップを運ぶ少女」をもとに作られました。この絵画は最も美しいパステル画と評され、アウグスト強王の息子、アウグスト3世のコレクションにもなりました。
20㎝にもみたない人形ですが、器にはトランブルーズをいう、カップの揺れを防ぐための支えまで再現されています。当時ホットチョコレートは高価な飲物であり、この絵も特権階級であった宮廷の侍女がモデルと言われています。


ホットチョコレートカップ&ソーサー
「ブルーオニオン」
(品番800101/55831、容量約170ml)

「ホットチョコレートカップ&ソーサー」について
当時ホットチョコレートは、貴族にのみ許され時間をかけて供された特別なものでした。一滴も無駄にできないほどカカオは高価だったのです。この贅沢な飲物は、フランス語で「揺れる」を意味する「トランブルーズ」という器で出され、そのソーサーは深皿のようになっていました。トランブルーズは、マイセンでは1730年~1735年頃作られるようになり、カップには取っ手のあるものとないものがあって、場合によっては蓋もつけられていました。また揺れても大丈夫なように、磁器製のタブレットに固定されたカップもその後作られるにようになりました。
ソーサーの美しいレース装飾や、ティーカップやコーヒーカップとは異なるスマートなフォームが宮廷で人気を博しました。


(品番343510/55831、343310/55831、287795/55831(片面柄)、287795/55831(もう片面柄)

デジュネ「繊細な花絵付(FF画)」(品番20A484/C5524、世界限定25点)、
デジュネセット「カサノヴァ・インコグニート」 (品番297380/C5508、限定作品)



 
ホットチョコレートを日常味わうには、コーヒー同様に冷めにくい高さのあるカップがおすすめです。これからの季節に、身体の温まるホットチョコレートをマイセン磁器の器でゆっくりと楽しんではいかがでしょうか。
(品番800101/13582、841501/55802/812、020110/55835、040110/55864、203810/08583)




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